8月12日(水)の朝刊まとめ
- 1Epic Games、ArtStationとSketchfabを売却。Unreal Engine 6など自社基盤に集中へ
- 24J Studios、テクスチャメモリ98%削減の新技術「Rixels」を発表。特許も出願中
- 3KLab、第2四半期で営業利益4.9億円の黒字転換。DQスマグロが売上倍増を牽引
- 4「選択と集中」が動かす3つの現場。プラットフォーム・技術・ヒットの力
- 5Steam同接トップ5: CS2とDota 2が首位争い。ARC Raidersが定着
海外Epic Games、ArtStationとSketchfabを売却。Unreal Engine 6など自社基盤に集中へ
Epic Gamesは8月11日、クリエイター向け作品投稿サイトArtStationと、3DモデルのホスティングサービスSketchfabをKitBash社に売却すると発表しました。
ArtStationは世界最大級のクリエイターポートフォリオサイトで、ゲーム・映像業界を中心に、アーティストが作品を公開し仕事を獲得する場として広く利用されています。Sketchfabは3Dモデルの閲覧・共有・販売プラットフォームとして知られ、ゲーム開発者の素材調達やプロトタイプ制作にも活用されてきました。
Epicがこの2サービスを手放す背景には、Unreal Engine 6をはじめとする自社の中核プラットフォームへの投資を集中させる経営判断があります。事業の取捨選択を進め、エンジンとエコシステムの競争力強化に資源を振り向ける狙いです。
開発者にとっては、日常的に使ってきたサービスの運営元が変わることになります。KitBash社のもとでサービスがどのように維持・発展するかは、今後の続報を注視する必要がありそうです。
出典: AUTOMATON
海外4J Studios、テクスチャメモリ98%削減の新技術「Rixels」を発表。特許も出願中
スコットランドのダンディーに拠点を置く4J Studiosが、テクスチャのメモリ使用量を98%削減する新技術「Rixels」を発表しました。同社はこの技術の特許を出願しています。
Rixelsは「修正されたピクセル」という意味で、従来のビットマップテクスチャとは異なるアプローチでゲームのビジュアルを実現する技術です。通常のテクスチャがピクセルごとの色情報を保持するのに対し、Rixelsはごく少量のメモリでテクスチャに相当する見た目を再現できるとされています。
4J Studiosはマインクラフトのコンソール版移植を手がけたことで知られるスタジオで、現在はReforjという自社タイトルの開発も進めています。長年のコンソール最適化で培ったノウハウが、この技術の土台になっているとみられます。
テクスチャのメモリ消費はゲーム開発における永続的な課題です。98%削減が実用レベルで実現すれば、モバイルや低スペックPC向けの開発において大きな恩恵が期待できます。個人開発者やインディースタジオにとっても注目に値する技術です。
国内KLab、第2四半期で営業利益4.9億円の黒字転換。DQスマグロが売上倍増を牽引
KLabが2026年12月期の第2四半期決算を発表し、営業利益4.9億円で黒字転換を達成しました。前四半期は4.5億円の営業赤字だったため、わずか1四半期での大幅な改善です。
売上高は32.6億円で、前四半期比91.3%増、前年同四半期比では113.9%増と倍増しました。売上総利益率も前四半期の7.8%から39.3%へ大幅に改善しています。
成長の牽引役は、4月21日に配信を開始したローグライクRPG『ドラゴンクエストスマッシュグロウ』です。スクウェア・エニックスがパブリッシャー、KLabが開発を担当するこのタイトルは、配信開始後にストア売上ランキングで首位を獲得するなど好調な滑り出しを見せました。
さらに8月には『My Hero Academia: United Survival』もリリースし、世界各国のApp Storeで上位にランクインしています。通期では売上高170億円、営業利益10億円を見込んでおり、1本のヒットタイトルが企業の業績を一変させた好例です。
出典: GameBusiness.jp
開発者の目「選択と集中」が動かす3つの現場。プラットフォーム・技術・ヒットの力
今日の3本のニュースには「選択と集中」という共通点があります。リソースをどこに振り向けるかが成果を分けるという、規模を問わない教訓です。
Epic Gamesは世界最大級のクリエイターサービスを手放し、Unreal Engineに集中する道を選びました。プラットフォーム企業がどこに注力するかで、開発者が使えるツールの地図が書き換わります。ArtStationの今後は開発者にとっても他人事ではありません。
4J Studiosの Rixelsは、テクスチャという古くからのボトルネックに新しいアプローチで挑む技術です。メモリ98%削減が実用化すれば、限られたリソースで開発する個人やインディースタジオほど大きな恩恵を受ける可能性があります。
KLabはDQスマグロという1本のヒットで、赤字から一気に黒字に転換しました。規模が小さくても、1つの当たりに集中して賭け切ることが結果につながる好例です。自分が何に集中するかを改めて問い直したいですね。
きょうのSteamSteam同接トップ5: CS2とDota 2が首位争い。ARC Raidersが定着
きょうのSteam同時接続数トップ5です。1位はCounter-Strike 2、2位はDota 2で、このツートップの構図は変わりません。
3位はPUBG: BATTLEGROUNDS、4位はARC Raiders、5位はApex Legendsでした。ARC Raidersがトップ5に定着しつつあり、基本プレイ無料のライブサービス型タイトルが上位を占める傾向が続いています。
出典: Steam公式(同時接続データ)
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