2026年9月26日(土) YouTube 番組について
NG+ ゲームビジネスの朝刊、毎朝5分。
海外2026-09-26

メタ、文章の指示だけでゲームを作れる「Horizon Create」「Horizon Studio」を発表──FacebookとInstagramへそのまま公開

メタが、テキストの指示(プロンプト)から2Dおよび3Dのゲームを作れるAI搭載のツールを2つ発表しました。今週開催されたMeta Connectで公開された『Horizon Create』と『Horizon Studio』で、いずれも「Meta Horizon Engineのエージェント型の制作機能の上に構築されている」と説明されています。

『Horizon Create』はスマートフォン向け、『Horizon Studio』はブラウザ向けです。両者は共通のバックエンドを持ち、素材、システム、作業履歴を相互に移せる設計になっています。メタは「従来のゲーム開発には数か月の作業、高価なハードウェア、専門的な技能が必要だった。Horizon CreateとHorizon Studioはこの障壁を取り払い、アイデアを遊べる2D・3Dのゲームに変えることを容易にする。公開すればメタの複数のプラットフォームへ自動的に配信できる」としています。

使い方は、作りたいゲームの内容をテキストで記述するというものです。Meta Horizon Engineが遊べる状態のゲームを生成し、そのままFacebookとInstagramへ公開できます。MobileGamer.bizによれば、現在は選ばれたクリエイターがMeta Horizon Creator Fundの資金支援を受けながら試用している段階です。早期アクセスは段階的に広げられる予定で、ゲーム内の収益化の詳細は後日発表されるとしています。

同種の動きは他社でも進んでいます。今年に入ってRobloxは、テキストのプロンプトをゲームデザイン文書へ変換し、そのまま実装とテストまで行えるエージェント型AI機能をRoblox Studioに導入しました。

メタはMeta Connectで「VR Glasses」も発表しています。Unityが初日から対応するデバイスで、Meta Quest 3の5分の1の軽さ、ストラップや重いハードウェアを持たず、マイクロOLEDパネルによる5Kの「無限ディスプレイ」を備えるとされています。

VR GlassesはOpenXR経由でUnity 6.6がサポートし、既存のQuest向けプロジェクトを新デバイスへ移せます。XR Interaction(XRI)Toolkit、XR Hands、XRI Simulatorといったツールで設計・ビルド・テストが行えます。Animal Repair Shop、Schell Games、Amata K.K.、Nerd Ninjas、Within、Soul Assembly、マーベラス、グラウンディングといったスタジオが、すでにUnityでVR Glasses向けのタイトルを開発中です。発売は2027年春、価格は1299.99ドルです。

個人開発者にとっての論点は2つあります。1つは、プロンプトで作ったゲームがFacebookとInstagramへ直接公開される点です。配信先が最初から数十億人規模のSNSに接続されているため、作品の供給量が一気に増える可能性があります。発見のされ方がどう設計されるか、収益化の条件がどうなるかが、実際に使うかどうかの判断材料になります。

もう1つは、VR側の移行コストです。既存のQuest向けプロジェクトがUnity 6.6とOpenXRで移せると明言されたことで、VRを手がけている開発者にとっては新ハードへの対応が比較的軽くなります。ただし発売は2027年春で価格も1299.99ドル、当面は台数が限られる前提で考えるのが妥当です。

▶ この回の放送を見る(5:23)
月蝕綺譚 -Luna Occulta- PR 月蝕綺譚 -Luna Occulta- 喰われた月の下で、逢いましょう。放置系・和風ダークファンタジーRPG