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海外2026-09-23

『Escape from Tarkov』開発元がパブリッシング事業へ──狙いは「リスキーな」ハードコア作品、すでに100件超の企画

『Escape from Tarkov』の開発元Battlestate Gamesが9月初めに発表したパブリッシング部門「Battlestate Games Publishing」について、同社COOのNikita Buyanov氏がPCGamesNの取材に応じ、事業の狙いを語りました。目指すのは、ハードコアでニッチな、そして「リスキーな」企画への支援だといいます。

「『やってみない理由はない』と考えた。一度にできることではないし、いきなり企画を出版し始めるようなことでもない。時間はかかるし、我々にとっても新しい経験になる」とBuyanov氏は述べています。同氏は、この部門を「大きなパブリッシング事業」としては扱っておらず、小規模でインディー寄り、ニッチな企画への手助けだと位置づけています。それらをまとめて「ハードコアなゲーム」と呼んでいます。

具体的な支援の形として挙げたのが、自社の客層と積み重ねを使わせることです。「彼らに我々の観客を、そして我々が築いてきたものまで使ってもらい、そこを突破口にしてほしい。新しいものを出して、ハードコアなコミュニティの関心を集めるために。大規模で押し上げるようなマーケティングだとは考えていない。我々にとっても、業界全体にとっても、この種のゲームのための中心的な場所を作る実験のようなものだ」と語りました。

反応はすでにあります。Buyanov氏によれば、パブリッシング部門には100件を超える企画が届いており、そのうち「すでに条件に合いそうなものが5本から10本ほど」あるといいます。ただし、何をどこまで提供するのか、どう始めるのかはまだ決めきれていないとのことです。

選ぶ基準について、同氏は財務的な尺度を前面に出していません。「リスキーな考えと、リスキーな実装。試作の段階のものでさえ、その中に何か特別なもの、偉大さの匂いのようなものがあって、そこから新しい何かに広がることがある。だから我々の方針はこうだ。見込める利益よりも、本当にリスキーで面白いアイデアを上に置く」と説明しました。

同じ動きは今年ほかにもありました。『Journey』や『Peak』を手がけた開発元が、それぞれ自社の商業的な成功を土台にパブリッシングのレーベルを立ち上げています。資金を出す形もあれば、フルサービスのパブリッシャーとして動く形もあります。

個人開発者にとっては、出し手の選択肢が増えているという話です。とくに、既存の大手パブリッシャーが「市場に受けるか」で判断するタイプの企画とは逆向き、つまり尖っていて客層が狭い作品にとっては、届く先が一つ増えたことになります。一方で、100件超の応募に対して候補が5本から10本という比率は、狭き門であることも同時に示しています。また支援の中身がまだ確定していない段階でもあり、具体的な条件が出てくるのを待つ必要があります。

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