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国内2026-09-23

日本のスマホゲーム課金収益が直近12か月で100億ドル超──前年比5.1%減、ダウンロードはアジア9位

日本のスマートフォンゲームのアプリ内課金収益が、直近12か月で100億ドルを超えました。分析会社Sensor Towerの「Japan Gaming 2026」レポートによる数字です。前年同期比では5.1%の減少となりましたが、それでも韓国の課金収益の2倍以上、台湾の4倍近くにあたります。アジア域内では、中国のiOS市場に次ぐ2位でした。

一方、ダウンロード数は同じ期間で5億8500万件、前年比5.4%減で、アジアでは9位にとどまりました。収益で2位、ダウンロードで9位という差は、日本市場の成熟を示すものだとレポートは位置づけています。新規インストールの大きな量ではなく、すでに定着したプレイヤーと、その継続的な遊びと支出に成長が依存しているという読み方です。

プレイ時間は直近12か月でおよそ167億時間でした。2024年以降、比較的安定して推移しているとされます。プラットフォーム別では、iOSがダウンロードでわずかに上回り、消費支出では大半を占めました。

タイトル別では、コナミの『eFootball』が2026年1月から7月にかけて6つ順位を上げ、日本で最も売り上げの大きいスマホゲームになりました。7月には月間収益が過去最高を記録しています。ワールドカップ関連の施策がプレイと支出を押し上げたとされ、この期間で最も収益を伸ばしたタイトルにもなりました。課金収益の2位は『モンスターストライク』、3位は『Last War: Survival』で、『Whiteout Survival』『ウマ娘 プリティーダービー』が続きます。

新作では『アークナイツ:エンドフィールド』『ドラゴンクエスト スマッシュ&グロー』『Heartopia』『NTE: Neverness to Everness』『hololive Dreams』が伸び率の高いタイトルとして挙がりました。『信長の野望 真戦』も目立った伸びを記録しています。

ダウンロード側では『Block Blast!』が引き続き首位で、『hololive Dreams』が2位で初登場、『Arrows Puzzle Escape』が52位上昇して3位に入りました。4位『Royal Kingdom』、5位『ドラゴンクエスト スマッシュ&グロー』という並びです。伸び幅では『Order Crazy』が384位上昇しています。

ジャンルの傾向も分かれました。ダウンロードではパズル系が最も強く、ソート、マッチペア、ブロック、マッチ・マージ2といった下位区分がそろって前年を上回っています。とくにパズルのソート系が45.8%を占めました。収益はより深いライブサービス型に集中しており、4Xストラテジーが全サブジャンルの首位で9.4%の伸び。ターン制RPG、パズルRPG、スカッドRPGも主要な支出先で、リアル志向のスポーツは8%増でした。レポートは、『eFootball』が定期的なイベントとライセンスコンテンツによって収益化を持続させている例だとしています。

個人開発者にとっての意味は、市場の入り口と出口が別物になっているという点です。日本は世界有数の課金規模を保っていますが、その原資は新規インストールの量ではなく、定着したプレイヤーの継続的な支出に寄っています。新作でダウンロードを積み上げる戦い方は年々厳しくなる一方、パズル系のように入り口が広いジャンルはダウンロードが伸び続けており、どちらの土俵で戦うかによって必要な設計がはっきり変わります。

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