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海外2026-09-21

カカオゲームズ、韓国Me2onを子会社化へ──株式39.56%を約980億ウォン(7150万ドル)で取得、新経営体制で初の大型M&A

カカオゲームズが、韓国のソーシャルカジノ・カジュアルゲーム企業Me2onの株式39.56%を、およそ980億ウォン(7150万ドル)で取得すると発表しました。取引は9月15日にカカオゲームズの取締役会で承認され、2026年11月16日に完了する予定です。完了後、カカオゲームズはMe2onの経営権を握り、筆頭株主となります。

これは、カカオゲームズの新しい経営体制のもとで初めてとなる大型M&Aです。同社は最大株主の交代にともない、およそ3000億ウォン(2億1880万ドル)を確保していました。今年にはLY Corporationから1億9800万ドルの出資を受け、LYが筆頭株主となる一方、3年続いた『Eversoul』のサービス終了も決まっています。

買収先のMe2onは2010年設立で、ソーシャルカジノ、カジュアル、マインドスポーツ(頭脳ゲーム)を主戦場としています。昨年の営業利益は約126億ウォン(920万ドル)でした。

カカオゲームズが重視しているのは、収益の中身よりもその出どころです。Me2onの昨年の売上高は約1209億ウォン(8820万ドル)で、そのうち8割以上を海外市場が占めています。対してカカオゲームズ自身の海外売上比率は2割前後にとどまります。同社はMe2onのグローバル販売網を、今後のタイトルの海外展開に活用する考えです。

ゲーム以外の広がりも視野に入っています。Me2onの子会社には、AIキャラクターチャット基盤「BoriChat」を運営するGhost Studioや、海外パブリッシングを担うAce Interactive Holdingsが含まれます。

カカオゲームズのLee Si-woo最高経営責任者は「今回の買収は、新経営体制のもとで実績と収益性が証明された事業とのM&A戦略を実行する第一歩であり、今後もカカオゲームズの未来のためにM&Aを継続していく」とコメント。「Me2onが持つ多様なIPコンテンツ領域への拡大だけでなく、中国のスタジオとの共同開発を通じても、複数の形でシナジーを生み出す」と述べています。Me2onのSon Chang-wook最高経営責任者も「国内外のサービス能力と経験を持つカカオゲームズと戦略的パートナーになれたことを喜ばしく思う」とコメントしました。

個人開発者にとっての意味は、買収の理由が「売上の規模」ではなく「海外に届ける経路」に置かれている点にあります。国内で完結する売上より、海外へ出す仕組みのほうが高く評価される構図です。自作をどこで売るかを考えるとき、販売網や現地パブリッシャーとの接点そのものが資産になる、という見方は個人の規模でも通用します。

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