レベルファイブ日野社長、TGS2026ブースイメージ図のAI使用を説明──「実際の設計と造形は人の手で」
レベルファイブの代表取締役社長/CEOである日野晃博氏が、東京ゲームショウ2026(TGS2026)に出展するブースのイメージ図でAIを使用したことについて、自身のXで説明しました。
同社は9月17日から21日にかけて開催されるTGS2026にブースを出展し、『レイトン教授と蒸気の新世界』や『デカポリス』の試遊、フォトスポットなどを用意する予定です。公式Xは9月14日、各作品をモチーフとしたブースイメージを公開しましたが、画像内の骨組みの不自然さからAIの使用が疑われ、コミュニティノートが付くとともに、海外ユーザーを中心に疑問の声が寄せられていました。
日野氏はイメージ図にAIを使ったことを認めたうえで、「イベント前に、イメージCGやAIによる予想イメージをつくるのは今はほとんどのところがやる常套手段」との見解を示しました。一方で実際のブースについては、人間が設計し、造形も丁寧に手作りしていると強調。手直ししたい部分は残っているとしつつ、来場者に写真を撮ってもらえるよう一つずつ制作していると説明しています。
レベルファイブをめぐっては、9月10日に配信されたオンライン新作発表会「LEVEL5 VISION 2026 II 夢」の映像にAIが使われていたことでも議論が起きていました。日野氏は9月12日に説明と謝罪を投稿し、「発表会を派手にしたいという思い」からの選択だったとしたうえで、不快に思ったユーザーへ謝罪。シナリオやキャラクターデザインといった「作品の魅力や個性に関わる部分」は人間が手掛けており、「発売されるゲームに、安易なAI出力データが入ってることはありません」と明言しました。同時に、AIによる効率化で大型タイトルの開発期間を現在の5年から2年へ短縮する計画も明かしています。
個人開発者にとって示唆的なのは、問題になったのが素材そのものよりも開示の順序だったという点です。宣伝用のイメージやトレーラーは、すでに作品の一部として受け取られています。AIを使うのであれば先に明かし、使わないのであればその旨を示す。後から指摘されて説明する形になると、作品本体の制作姿勢まで疑われる構図になります。生成AIを制作の効率化に組み込む判断そのものよりも、外に出す素材に対する説明の設計が問われる局面に入りつつあります。
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