Newzoo「F2Pは衰退していない」──総プレイ時間は横ばい、PCではガチャRPGが成長を牽引
調査会社のNewzooは、基本プレイ無料(F2P)ゲームに関する特集レポートを公表し、「F2Pは衰退していない」との見方を示しました。GamesIndustry.bizが報じています。分析の対象は、中国・インド・モバイルを除く37市場のPCと家庭用ゲーム機です。
レポートによると、全体のプレイ時間に占めるF2Pの割合は2021年から2025年にかけて2.9ポイント下がり29.3%となりましたが、プレイ時間の絶対量はほぼ横ばいでした。Newzooは、割合の低下は買い切り型のゲームやRobloxなど、ほかの分野が伸びたためだとしています。PCではF2Pのプレイ時間が増えた一方、家庭用ゲーム機では一部の既存の運営型タイトルを中心に減少しました。
成長の中心はガチャです。PCのガチャ型タイトルのプレイ時間は2021年から2025年に92%増え、8億6400万時間が上積みされました。PCと家庭用ゲーム機の主要なガチャ型タイトルは、2021年の3本から2025年には17本に増えています。PCでは、F2Pに占めるRPGの割合が5.3ポイント上がって14.3%となり、『鳴潮』『崩壊:スターレイル』『ゼンレスゾーンゼロ』の3作で計11億時間を上積みしました。
一方、PCと家庭用ゲーム機向けのF2P運営型タイトルの新作は、2020〜2022年の年平均21.3本から、2023〜2025年は14.7本へと31%減りました。開発コストとリスクの上昇、既存の強力なタイトルの存在が新規参入を難しくしているといいます。またNewzooは、ガチャ型タイトルの成長はプレイヤーの作品間の移動によるところが大きく、プレイ時間の伸びに見合うほど売上は伸びていないと指摘しています。
F2Pに新たに挑む開発者にとっては、遊ばれる時間を増やすことと、収益を上げることを分けて設計する必要性を示すデータと言えそうです。
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