10月5日(月)の朝刊まとめ
- 1ドイツ政府、ゲーム開発費の最大50%を助成──TGSに合わせ企業17社が来日、条件次第で海外企業も対象に
- 2ドライブシミュレーションRPG『Keep Driving』、日本と韓国でのスイッチ版・PS5版の配信を見送り──年齢レーティング審査を通過できず
- 3スタジオサザンカ、インディーゲームのパブリッシング事業を開始──第1弾はブラジル発のナラティブ探索ADV『[AFANTASIA]』
- 4Steamのセール設定ミスにどう備えるか──『Pax Autocratica』、20%オフのはずが80%オフに、同時接続は一時約6倍
- 5きょうのSteam同時接続トップ5(2026年10月5日)──上位5本の合計は約254万人、顔ぶれは前日と同じ
海外ドイツ政府、ゲーム開発費の最大50%を助成──TGSに合わせ企業17社が来日、条件次第で海外企業も対象に
東京ゲームショウ2026に合わせて来日したドイツのゲーム企業17社の代表団が、秋葉原UDXで「ドイツ企業代表団 カンパニーピッチ・ネットワーキングレセプション」を開きました。GameBusiness.jpが10月4日付で報じています。代表団の来日は、ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWE)の支援による日本市場開拓事業の一環です。
会場では、ドイツ連邦研究・技術・宇宙省の担当者が、ゲーム産業への支援策を紹介しました。中心となるのは開発費の最大50%を助成する制度で、1プロジェクトあたりの上限は800万ユーロです。2019年以降、700件以上のプロジェクトを支援してきたとしています。
この制度は、条件を満たせばドイツに進出する海外企業も利用できます。実例として、カナダのスタジオがミュンヘンにオフィスを構える際に320万ユーロを助成したケースが挙げられました。日本側からは経済産業省が、コンテンツ産業で2033年までに海外売上高20兆円を目指していること、そのうちゲームが約6割を占める中核分野であることを説明しています。
代表団には、『トロピコ』シリーズで知られるKalypso Media Group、『EVERSPACE』シリーズのROCKFISH Games、クラシックIPの再展開に取り組むBBG Entertainmentなどが参加しました。ROCKFISH Gamesは次期プロジェクトに向けてドイツ政府から800万ユーロの助成を受けているとされます。多くの企業が、日本でのパブリッシングや流通、共同開発、マーケティングの協業先を求めていました。
国や地域ごとの公的支援の厚みは、どこに拠点を置き、誰と組むかの判断材料になりつつあります。海外のパブリッシャーや共同開発先を探す開発者にとって、こうした来日企業との接点は、欧州市場への入り口の一つになりそうです。
出典: GameBusiness.jp
海外ドライブシミュレーションRPG『Keep Driving』、日本と韓国でのスイッチ版・PS5版の配信を見送り──年齢レーティング審査を通過できず
スウェーデンのインディーゲームスタジオY/CJ/Yは、ドライブシミュレーションRPG『Keep Driving』について、日本と韓国でのニンテンドースイッチ版・PS5版の配信を見送ると明らかにしました。GameBusiness.jpが10月3日付で報じています。
スタジオが自身のSNSで報告したところによると、日本と韓国では年齢レーティング審査を通過できませんでした。ドラッグ、タバコ、アルコール、スロットマシンといった要素が問題視されたといいます。開発者は「タバコの煙が写ったバナー画像すら許可されなかった(銃を持つのは問題ないのに)」とコメントしています。
スイッチ版は日本と韓国で発売されず、その他のアジア太平洋地域でも発売時期は未定となっています。PS5版は日本と韓国で現時点で発売予定がなく、その他の地域では配信が予定されています。
本作は2000年代初頭を舞台に、初めて買った車で祭りを目指すロードトリップを描くシミュレーションRPGです。Steamでは記事執筆時点で93%が好評とする「非常に好評」の評価を得ており、PC(Steam、GOG.com)、Xbox Series X|S、海外のPS5とスイッチ向けに配信されています。なお同じ週には、『ネコぱら セカイコネクト』のSteam版も、プラットフォームの審査が完了せず延期となっています。
家庭用ゲーム機で日本市場に出す場合、地域ごとの審査基準が表現に影響することを示す事例です。喫煙や飲酒、ギャンブルを思わせる要素を含む作品は、企画や素材づくりの段階から対象地域の基準を確かめておくと、発売直前の見送りを避けやすくなります。
出典: GameBusiness.jp
国内スタジオサザンカ、インディーゲームのパブリッシング事業を開始──第1弾はブラジル発のナラティブ探索ADV『[AFANTASIA]』
ゲーム開発会社のスタジオサザンカは2026年10月2日、インディーゲームのパブリッシング事業を始めると発表しました。第1弾タイトルは、ブラジルのクリエイターnoidnoidnoid氏が開発するアドベンチャー『[AFANTASIA]』です。2026年内には第2弾タイトルの発表も予定されています。
スタジオサザンカの代表取締役を務める小澤健司氏は、『聖剣伝説 VISIONS of MANA』のディレクターとして知られています。小澤氏は発表に寄せたコメントで、プロデュースとは「面白さと届き方に強烈に責任を持つ」ことだとし、「作りもするし、売りもします」と述べています。
『[AFANTASIA]』は、ポイント&クリック形式で進めるナラティブ探索アドベンチャーです。すべての記憶を失って目覚めた少年が、頭の中に響く声に導かれながら小さな町「テンポ」を調べ、他者の記憶を追体験しながら自分の過去と向き合っていきます。
本作は10月9日から12日までブラジル・サンパウロで開かれる「Brasil Game Show 2026」で発表後初の試遊出展を行い、10月24日には東京国際フォーラムで開かれる「DREAMSCAPE#5」で国内初の試遊出展を予定しています。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語にも対応します。価格と発売日は未定です。
開発の現場を知る国内スタジオが、海外のインディー作品を手がけるパブリッシャーとして名乗りを上げた形です。販売や国内展開の相談先を探す個人開発者にとって、選択肢が一つ増えることになります。
出典: GameBusiness.jp
開発者の目Steamのセール設定ミスにどう備えるか──『Pax Autocratica』、20%オフのはずが80%オフに、同時接続は一時約6倍
2026年8月にSteamで早期アクセス配信を始めたコロニー運営×ローグライトFPS『Pax Autocratica』が、10月2日に始まったセールで、予定外の80%オフになりました。AUTOMATONが報じています。
デベロッパーのMultiverseによると、原因は価格の設定ミスです。定価の80%(20%オフ)にするつもりが、定価の80%オフになっていました。開発元はSteamのサポートに連絡して修正を依頼し、同日中に予定どおりの20%オフ(税込3080円)へ直されています。
思わぬ大幅割引により、200人前後で推移していた同時接続プレイヤー数は、一時1200人以上に増えました。一方で、早期アクセス開始から間もない作品の大幅値下げに、開発中止を心配する声も出たため、開発元はDiscordサーバーやストアページで、開発は計画どおり進んでいると説明し、混乱について謝罪しました。
割引率の入力は、「何%引きなのか」「割引後の価格はいくらか」を取り違えやすい項目です。公開前に割引後の価格を別の人の目でも確かめる、もし誤ったらすぐに修正して理由を率直に伝える、といった手順を決めておくと、売上と信頼の両方を守りやすくなります。
出典: AUTOMATON
きょうのSteamきょうのSteam同時接続トップ5(2026年10月5日)──上位5本の合計は約254万人、顔ぶれは前日と同じ
2026年10月5日朝時点のSteam同時接続プレイヤー数の上位5本は、以下のとおりです。1位はCounter-Strike 2で1,094,251人(当日ピーク1,293,425人)。2位はDota 2で750,515人(同895,069人)。3位はWARDOGSで259,051人(同263,722人)。4位はPUBG: BATTLEGROUNDSで220,590人(同637,522人)。5位はValheimで220,217人(同224,091人)。
上位5本の合計は約254万5000人でした。前日の約265万2000人から約11万人減っています。Counter-Strike 2が約4万人、Dota 2が約5万9000人、PUBGが約1万6000人それぞれ減った一方、Valheimは約7000人増えました。
顔ぶれと順位は前日と同じです。4位のPUBGと5位のValheimの差は400人足らずで、ほぼ並んでいます。月曜日の朝の数字で、週末の上積みが落ち着いた形です。
出典: Steam
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