8月21日(金)の朝刊まとめ
- 1Makers Fund、第4号ファンドを2.5億ドルでクローズ。ゲーム特化の運用資産は15億ドル規模に
- 2Netflix、Night School StudioとMoonloot Gamesを閉鎖。買収スタジオの撤退が加速
- 3バンダイナムコ、第1四半期で過去最高売上もデジタル部門の営業利益は30.9%減
- 4プラットフォームに賭けすぎない——Netflixの撤退が教えること
- 5きょうのSteam同時接続ランキング
海外Makers Fund、第4号ファンドを2.5億ドルでクローズ。ゲーム特化の運用資産は15億ドル規模に
インタラクティブエンターテインメント特化のベンチャーキャピタル、Makers Fundが第4号ファンドを2億5000万ドルでクローズしました。これにより運用資産の合計は15億ドル(約2200億円)に到達しています。
Makers Fundはゲーム業界に特化した投資ファンドで、これまでにTinyBuild、Dream Games、AudioMob、Bossa Studios、Redhill Gamesなどに出資してきました。インディーからミッドコア規模のスタジオを幅広くカバーしています。
ゼネラルパートナーのJay Chi氏は「クリエイターこそが不変の軸だ」と述べています。大手パブリッシャーの非公開化や再編が相次ぐ中、独立系スタジオへの資金供給が厚みを増していることは、業界の資金循環にとって重要なシグナルです。
ゲーム業界への投資は、AI関連のM&Aに押される傾向が指摘されていますが、ゲームに特化したファンドの大型クローズは、この分野への投資家の信頼が依然として健在であることを示しています。
出典: Game Developer
海外Netflix、Night School StudioとMoonloot Gamesを閉鎖。買収スタジオの撤退が加速
Netflixが、OxenfreeシリーズのNight School Studio(ロサンゼルス)とMoonloot Games(ヘルシンキ)の2スタジオを閉鎖します。影響を受ける従業員数は公表されていません。
Night School Studioは2021年にNetflixが買収したスタジオです。最新作のホラーゲーム「Unhinged」をリリースしてからわずか6週間での閉鎖発表となりました。Netflix共同CEOのGreg Peters氏は投資家向け説明会でUnhingedの成果を称賛した直後でした。
Netflixはこれまでにも、Team Blue(2024年閉鎖)、Boss Fight(2025年10月閉鎖)、Spry Fox(2024年12月に創業者へ売却)と、買収したゲームスタジオの撤退を重ねています。広報担当者は「より焦点を絞った執行のため、組織変更を行う」と説明しています。
今後の戦略としては、キッズ向けゲーム、パーティーゲーム、ストーリー主導のタイトル、そしてFIFAを含む主流向けタイトルに注力するとしています。モバイルファーストからクラウドゲーム(テレビやPCでプレイ、スマホはコントローラーとして使用)への転換も進めています。
出典: Game Developer
国内バンダイナムコ、第1四半期で過去最高売上もデジタル部門の営業利益は30.9%減
バンダイナムコホールディングスが2027年3月期第1四半期の決算を発表しました。グループ全体で過去最高の四半期売上高を記録しています。
IP(知的財産)を軸にした事業展開がトイホビーやアミューズメントを含む幅広いセグメントで成果を上げ、売上規模の拡大につながりました。
一方で、ゲームを含むデジタル部門の営業利益は前年同期比で30.9%減少しています。売上が伸びても利益率が下がるという、近年の大手パブリッシャーに共通するパターンが顕著に表れた形です。
開発費やマーケティング費用の膨張が利益を押し下げていると見られます。売上高の過去最高更新と利益率の低下が同時に起きるという構図は、ゲーム事業の収益構造の変化を端的に示しています。
開発者の目プラットフォームに賭けすぎない——Netflixの撤退が教えること
Netflixによるスタジオ閉鎖の連鎖は、単一プラットフォームに依存するリスクを改めて浮き彫りにしています。買収されて安定を手にしたはずのスタジオが、プラットフォーム側の戦略転換ひとつで突然閉鎖される。この構図は個人開発者にとっても無縁ではありません。
特定のストアやプラットフォームだけに配信を絞り込むと、そのプラットフォームの方針変更がそのまま自分のビジネスの存続リスクに直結します。配信先を複数持ち、自分のファンとの直接の接点(メーリングリスト、SNS、自前のサイトなど)を育てておくことが、長期的な生存戦略になります。
プラットフォームの恩恵を活用しつつ、依存しすぎない。この距離感が、独立した開発者として生き残るための基本姿勢です。
きょうのSteamきょうのSteam同時接続ランキング
Steam同時接続トップ5は、1位Counter-Strike 2(約103万人)、2位Dota 2(約78万人)、3位PUBG: BATTLEGROUNDS(約21万人)、4位FiveM(約17万人)、5位Palworld(約17万人)です。
Palworldが引き続きトップ5をキープしています。上位の顔ぶれに大きな変動はなく、安定した推移が続いています。
出典: Steam
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